はじめに
Office(Windows版)用アドインでは、何らかのエラーが発生した際、そのエラー内容の詳細を表示させることが可能です。
デフォルトでは無効となっているため、何らかの問題が発生した際、原因究明のため以下の設定をお願いする場合がございます。
本件に関するMicrosoftの公式ドキュメントは以下です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/vsto/debugging-office-projects
設定内容
環境変数に以下を加えていただくと、エラー内容が表示されるようになります。
変数:VSTO_SUPPRESSDISPLAYALERTS
値:0
デフォルトに戻す(エラーを非表示にする場合、値を1にするか、変数を削除してください)
エラーの表示例
エラーの発生時に、以下のようなウインドウが表示されるようになります。 ※[OK] を押下すれば閉じられるため、ユーザ様に大きな影響はございません。 ※エラー内容が表示されるため、内容をコピーし、弊社までお送りいただけると助かります。
設定手順
Windowsの環境変数の設定から設定いただけますが、PowerShellを使用すると非常に簡単に設定できるため、ここではその手順をご案内いたします。
- PowerShell を 管理者権限 で起動 スタートボタンを右クリックし [Windows PowerShell (管理者)(A)] を押下
- 以下のコマンドを実行
- 「成功:指定した値は保存されました。」 と表示されれば設定完了です。
- 設定を無効にする場合、以下のコマンドを実行してください。
setx VSTO_SUPPRESSDISPLAYALERTS 0 -m
setx VSTO_SUPPRESSDISPLAYALERTS 1 -m